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何においても。

2025年3月14日


自分は厳しい、と思う。いや日々の生活態度や副業への取り組みは人並みで時にだらしないこともあったりするが・・・演じること、パフォーマンス(表現)をすること、その姿勢や同業者に対しては鋭い批評精神を持っている。審美眼を磨くことも表現者としては大事な事だ。昔養成所の同期生の女性が仲間に対して、見るもの聞くものに対して何かと批判ばかりをしていたが当の本人の技量は未熟そのもので稚拙であった。その時の自分もまだ声優として大きく世に出ていない頃ではあったが「批判精神は大いに結構なことだが、君が理想だとする演技に近づく、その距離を縮める努力をしなければならない」と諭したことがあった。思えば養成所の授業の際も自分の演技が拙いことを棚に上げて「こんな漫然と授業を受けていてみんないいのか?」と発言するなど困ったタイプであった(結局彼女は養成所の一年目で進級叶わず、その後顔を合わせる機会はあったが結局大成することもなく今は弱小事務所に籍だけを置いている)。だが批評精神というものは大事だ。表現者としての理想を高くし常に物事の本質を見極める目を持っている必要がある。これはいい、これはダメだという事が言えなければいけないよとは専門学校の授業でも生徒に言って聞かせるようにしていた。


で、このアールグレイはダメだ。香りがない。茶葉の良さを引き出していない。失格だ(笑


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