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執筆者の写真Ryusaku Chijiwa

YMOチルドレン、その誇り。

更新日:2 日前

2025年1月11日


光陰矢の如し、月日が経つのは本当に早い。年に一度だけのYMOセッションの季節が巡ってきた。参加するのは三度目、小学6年生で「ライディーン」の洗礼を受け、本格的に好きになったのは中学時代から。アルバムで言えば「公的抑圧(パブリック・プレッシャー)」と「BGM」。マスターピースとされる一枚目(「イエロー・マジック・オーケストラ)」や二枚目(「ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー」)はカッチリ作られた無機的なものという印象があったことに加えブームに飛びついた一般大衆のミーハーさと自分は違うのだという自負(マニアゆえの思い上がり)があったのだね。世代的には5~6歳年上の還暦を迎えるぐらいの方々が最も多く自分は遅れてきた世代。若い人から見ればみな一緒だけど(笑)


今日は様々な場所でセッションが行われていること、インフルやご家庭の事情で顔馴染みの方々が離脱したこともあって今回はごくごく少数精鋭での開催。毎回決まって持ち込まれるアルトサウンド(YMOサウンドには欠かせないエレクトリックドラム)も無い状況だったので数年寝かせたままだった自身のDS-2を持ち込み。しかしDS-4の単なる2タムバージョンだとばかり思い込んで入手したつもりが、操作パネルも簡素な作りで出せる音は限定的だというのを今さら知ったという次第。高い買い物だったのに!でもまあ、この代名詞的な音が出るのだからよしとするか。ドラマー2名で自分は6曲を叩きました。楽しかった!


おかわりタイムでも再び叩き、みな笑顔で和やかにお開き・・・というところで「それではちょっと」とキーボードさんが演奏の態勢に入られたので「『二声のインベンション』ですか?」(※1980年のワールドツアーのエンディングで演奏された)とヘラヘラしていたら、アルバム「テクノデリック」の最後に収録されている「エピローグ」(※1981年のウィンター・ライブのラストを飾った曲でもある)で美しくしっとりと弾き納め。不意打ちを食って思わず嗚咽を漏らし、涙がこぼれた。マニアックかつ楽しい話をして演奏も十分にしたけれど、ユキヒロ(高橋幸宏)と教授(坂本龍一)はもうこの世にいないという厳然とした事実が改めて呼び覚まされたこと、YMOというグループがもはや遠い昔の青春の幻影であるかのような寂しさに包まれたことで感傷的になったのだった。若い人からすれば年寄りが懐メロを聴いて喜んでいるようなものだからね。いいんです、大切な存在なのです――。

YMOをリアルタイムで聴き、コピーをし、彼らの曲に親しんだことに誇りを感じています。今後もセッションが続く限り参加するぞ!ドラムも身体が動くうちは現役でいたいよね。


【今回のエントリー曲】

ライディーン

在広東少年

中国女

東風

ごはんができたよ(矢野顕子)

ひとつだけ(矢野顕子)


★おかわりタイム

THE END OF ASIA

David(矢野顕子)


東風(TONG POO) 随所に入れまくっているハイハットの片手16分音符は慣れない人であれば一見難しいが、YMOファンであれば手クセフレーズとして染み込んでいるのだ。


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